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退職代行のデメリットは何か

退職代行のデメリットとしてよく挙がるのは、料金がかかることと、業者によっては会社と交渉できないことの2つです。どちらも事実ですが、頼む前に確かめれば避けられます。

避けられないほうの問題は別にあります。「この会社は交渉できるのか」が、公式サイトを読んでも分からない社があることです。

12社の公式サイトを調べた結果

掲載している12社について、公式サイトに書かれている表記をそのまま記録しています。交渉できるかどうかの記載は、こう分かれました。

公式サイトの表記 社数
交渉を「する」と明記 4社
交渉は「しない」と明記 4社
労働組合と連携した場合に交渉 1社
交渉の範囲を明示していない 1社
交渉について記載なし 2社

はっきり読み取れるのは8社で、残る4社は公式サイトを読んでも判断できません。

「しない」と明記している4社が悪いわけではありません。書いてあれば、頼む前に選ばずに済みます。困るのは、書いていない4社のほうです。有給の日数や未払い分を調整してほしくて申し込んでから、「それはできません」と言われる余地が残ります。

12社の交渉範囲を並べて見る

料金は26倍の開きがある

料金を公式サイトに載せているのは12社のうち11社で、下限は2,980円、上限は77,000円でした。1社は料金を公開していません。

同じ「退職代行」でも26倍の差があります。安い側は退職の意思を伝えるところまで、高い側は弁護士が交渉や請求まで扱う、という違いが価格に出ています。「高い=ぼったくり」でも「安い=危ない」でもなく、できることの範囲が違います。

料金を安い順に並べて見る

「即日対応」「返金保証」は選ぶ材料にならない

調べた12社は、即日対応も返金保証も全社が記載していました。

広告でよく強調される項目ですが、全社にあるなら比較の材料にはなりません。ここを見比べて選ぼうとすると、決め手がないまま迷うことになります。見るべきは交渉の範囲と運営形態のほうです。

運営形態でできることが変わる

運営 社数
労働組合 5社
民間業者・その他 3社
弁護士 2社
民間企業(顧問弁護士監修・労働組合連携) 1社
行政書士 1社

法律で線が引かれていて、依頼先の種類によって越えられません。民間業者が会社と条件の交渉をすると非弁行為にあたります。詳しくは非弁行為とは何かにまとめています。

デメリットを踏まえて、確かめること

頼む前に確かめられるのは次の3点です。

  1. 交渉が必要か。有給を消化したい、未払い分がある、退職日を調整したいなら交渉が要ります
  2. その会社は交渉すると書いてあるか。書いていなければ、そこは避ける
  3. 料金に何が含まれるか。追加費用の記載も見る

ここまで確かめれば、デメリットとして挙げられている問題のほとんどは事前に潰せます。

頼んだ後に起きるトラブルについては退職代行で失敗する・危険と言われるのはどういうときか、使うこと自体に迷いがあるなら「クズ・頭おかしい」と言われるのが怖いを読んでください。

この記事の根拠

掲載12社の公式サイトを1社ずつ読み、書かれている表記のまま記録しています。集計はその台帳から出したもので、当サイトの評価や推測は入っていません。確認日は各社ページに記載しています。

この記事の次に、1社だけ確かめるなら

弁護士法人zenの退職代行(弁護士・27,500〜77,000円・交渉する)

「交渉する」と公式に明記している社。弁護士法人が運営し、有給・未払いの交渉を範囲に含むと記載

弁護士法人zenの退職代行の公式サイトで条件を確認するPR

公式サイトの表記を2026-09-05に確認。当サイトの記録で「明示なし」の項目を先に見てください。

交渉できると明記している社を見る

いちばん大きいデメリットは「交渉できないこと」ではなく、交渉できるかが公式サイトから読み取れないことです。

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